地鶏と笠子煮干の昆布水つけ麺@かれん・足立区北千住
北千住煮干中華蕎麦かれん
足立区千住2-52-1
この日の夜営業から提供が始まった新メニュー。はかた地どりの清湯にカサゴ煮干を合わせたつけダレと、全粒粉入りの麺に旨味たっぷりドゥルンドゥルンの昆布水を纏わせたら、今期イチの出来になったとのこと。カサゴの煮干が手に入ったことは先週、既に聞いていたので、どんな形で提供されるのか楽しみにしていた。それが絶対の自信作となったのなら食べないわけにはいかないと出かけた。お店に着いたのは平日の19時だったが、店頭には2名が待っていて入店できたのは15分経ってからだった。入口の券売機で食券を購入してからカウンター席に座る。このメニューは醤油か塩か選べ、高野店長のお薦めは醤油だったので醤油でお願いした。また、大盛も超オススメとあったので大盛の食券も購入していたものの、「並盛で240gあり、大盛にすると360gになるので却下。」と返金されてしまった。カサゴ煮干が1?3千円と高価なため、このメニューもノーマルで1350円、チャーシューが2枚ずつになって味玉がプラスされ、海苔が3枚に増える特製が1600円と少し高めの価格設定となっている。
麺は幅が3mm弱と狭めのストレート平打ち。麺幅に黄褐色の粒々が見えるので全粒粉入りだ。まずはお店のお勧めに従い、小皿に盛られた藻塩だけ付けて食べてみる。藻塩らしい軟らかな塩味に包まれてツルッ、プリッ、シコッとした心地よい食感とともに小麦の香りがフワーと鼻を抜けていく。これはめちゃめちゃ美味しい。菅野製麺所すごーい!藻塩だけで数口食べたら、今度は同じ小皿に載っているくし切りのスダチを麺に絞って食べてみる。スダチ特有のよい香りとやや強めの酸味が絶好の調味料となってスルスルとこれも美味しく食べられる。正直、藻塩とスダチがあれば240gの麺も難なく食べ切れる気がする。と言っても、それでは折角の高価なカサゴ煮干に悪いので、今度はつけダレに潜らせて食べた。今までが繊細な味わいだったのに対し、つけダレはまるでカサゴの煮つけの煮汁からアブラを除いて薄めたような、強い魚の風味を感じる。ちょっとギャップがありすぎて頭?、舌?が混乱する。ただ、何口かつけダレに潜らせてすすっていると慣れて来て、その後は美味しく頂いた。なお、具材のレア肩ロースチャーシューとレア鶏ムネチャーシューについては、毎度の美味しさなのでこれ以上は触れない。麺も具材も食べ終わって高野店長にスープ割の用意があるのか尋ねたら「昆布水で割ってください。」と言われ、その時になって初めて昆布水が張られていないことに気付いた。「カサゴ煮干を使ったつけ麺」に気を取られ、「昆布水つけ麺」だということをすっかり失念していた。高野店長、吉田君とも大慌てで麺が入っていた空の丼に昆布水を注いで「すみませんでした。」と何度も詫びてくれた。人間、時にはミスをすることはあるもの、仕方がない。その注がれたばかりの冷たい昆布水でつけダレを割って完食、完飲。
19時半の退店時には店頭に10人ほどが並んでいた。夜はまず来ないので知らなかったが、夜営業も人気があるんだ。
・お気に入り度:〇+
Albums: 東京のラーメン・その4
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