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なごみ×みのり〜N+M=40?〜@noodle art gallery Ryota Tezuka・中央区水天宮前

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写真: なごみ×みのり〜N+M=40?〜@noodle art gallery Ryota Tezuka・中央区水天宮前

写真: 筍ラーメン@花ぞむかしの・台東区浅草 写真: ワンタンメン@かづ屋・目黒区目黒

noodle art gallery Ryota Tezuka
  中央区日本橋人形町2-17-9

 最近、店主さんの体調が優れないことが多くて先週も臨時休業が数日あったため、本来は定休日のこの日も営業し、せっかくだから限定メニューも提供するとのこと。その限定メニューは、かなり良いナメコが手に入ったため、今月の月替わり限定メニューにナメコを加えたものとのこと。干しシイタケなら出汁用に使うことはままあるがナメコは聞いたことがない。ナメコを加えたことで旨味とヌルッと感がかなりのものだとつぶやかれていたので興味が湧き、雨降る中を訪れた。開店時間の11時半直前にお店に着くと若い男性とほぼ同着の上、直ぐに若い女性も現れ3人で順に入店した。このお店には券売機はあるものの、1日限り、それも20食と少量なので券売機のラインナップには加わっておらず現金対応となっていた。このため、空いた席に座ってから口頭で注文すると同時に1250円を支払った。
 麺は縮れた中太麺。自家製の手揉み麺だそうだ。ムギュッとした歯応えを感じた後、シコシコとした心地よい食感が続く。少しヌルッと感じる麺肌を見ると、ごく細かい粒々が点在しているので細かく挽いた全粒粉を混ぜているのだろうが、小麦の風味はあまり感じられず、どちらかと言うと食感重視の麺のようだ。スープは淡い醤油色をした清湯で、香味油が多めに浮いている。口に含むと豊かな旨味と、香味油の効果もあってほどよいコクがあり、塩加減も適度なため夢中で飲みたくなる。説明書きには、花カツオ節、羅臼昆布、アサリ、ナメコで出汁を引き、干しホタテ、干しエビ、羅臼昆布などで作った醤油ダレを合わせ、金胡麻油にニンニク、新タマネギの風味を移した香味油を浮べた旨が書かれていた。具材は、いつもの豚バラと鶏ムネで、どちらも特徴がよく引き出されていて美味。野菜は斜め薄切りの白ネギとざく切りのミズナ、千切りのゴボウで、そこに千葉県産の香り高い板海苔一枚と日本一の産地である徳島県神山町産のスダチの輪切りが1枚添えてある。このスダチ、後半に麺等の上で押しつぶして果汁をスープに移すと、スープの味自体は酸っぱくなることもなくほとんど変化はないものの、その清々しい香りでスープの印象が大きく変わり、一種の味変用食材として極めて有効だった。
 健康のことを考えると避けるべきであるのは承知しているが、こんな美味しいスープを残すのは大変もったいないので完食した。このお店の限定には何かしらのユニークな要素があるのが面白く、それでいて外れはないと感じている。

・お気に入り度:〇+

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