旨味重ね手揉み中華そば@北千住煮干中華蕎麦かれん・足立区北千住
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北千住煮干中華蕎麦かれん
足立区千住2-52-1
この日は高野店長の誕生日であり、また、肉の日でもあるため、高野生誕祭と称して鶏、豚、牛、鴨のお肉等が載ったラーメンや、鴨の和え玉、ご飯ものとしてはステーキを添えたこのお店お得意のカレーライス、果てはデザートとしてティラミスまで取り揃えた豪華特別メニューで営業するという。以前から「この日はよろしく。」と店長から言われていたこともあり、たぶん行列は長いんだろうなーと少し億劫になりながらも訪れた。11時にお店に着くとちょうど開店したところで、高野店長が店頭に出て、並んでいたお客に向かって挨拶とお礼を述べているところだった。ざっと見たところお客は30人近くで、最後尾に接続して待っていると10分ほどで店員さんが整理券を配り始めた。整理券方式にするとは知らなかったのでちょっと驚いたが、番号は38番、指定集合時刻は13時とのこと。まだ1時間半以上もあるが何とかこの近辺で時間を潰すしかない。この日は快晴で最高気温も24℃くらいになったようなので、かれんの近くにある磯丸水産で水分を補給しつつ集合時間近くまで待った。13時にお店の前に戻るとまだ30番くらいの人が入店したばかりで、食券を購入するよう姫澤さんに促されて入店し、入ってすぐ右側の腰ぐらいの高さに置かれた使いづらい小型券売機で標記メニューの食券を発券する。値段は1900円とこのお店にしては高額だが、各種の肉が載るならそれくらいはするだろうと納得だ。発券後は店頭の行列に戻り、結局入店できたのは13時45分少し前だった。
配られた丼には色々な肉が載っていて超豪華に見えるのでワクワクする。麺は幅6?ほどの縮れ平打ち。メニュー名にある通り手もみ麺らしくよく縮れていて少しよじれてもいる。食感は、麺の表面に近い部分はグニュグニュと軟らかいものの、中心部には弾力を感じる部分が残っているので歯ごたえも感じられる。メニュー説明によると菅野製麺所に特注したもち姫配合麺とのこと。道理で。余談だが、最近のモチモチ、グニュグニュした麺はもち小麦の代表品種であるもち姫をブレンドしたものがかなり多い。スープは、これも説明書きによると、はかた地どり、豚背ガラ、牛骨、鯛煮干、活き帆立、羅臼昆布で出汁を引き、再仕込み醤油、たまり醤油、生搾り醤油等8種と乾物から作ったカエシと合わせ、天草大王の鶏油を浮かべたものとのこと。個人的には煮干風味が少し強すぎるように感じたが、旨味十分で適度なコクがあり美味しいことは間違いない。繰り返しになるが具材が超豪華。チャーシューは、分厚くスライスされて食べ応えのある鴨モモ肉のロースト、意外にさっぱりとした味わいのオージービーフのモモ肉で作ったローストビーフ、脂身の甘味と肉の旨味が同時に味わえる四元豚の煮豚、香ばしくてメチャ旨の知床どりの燻製オーブン焼きの4種。それに加えて、臭み消しのショウガの風味がアクセントになったジューシーな豚挽肉の餡を包んだテルテル坊主型巨大ワンタンが2個、半熟の黄身が結構濃厚な味わいだった味玉1個に薬味としてたっぷりの小口切り九条ネギ。
この日はこのメニュー以外にも、A5常陸牛イチボのステーキカレー、鴨の和え玉〜バルサミコソースとぶどう山椒で〜、それにデザートとして宇治抹茶とピスタチオのティラミスまで用意されていて、お客の中にはそれら全部を注文している者もいた。しかし、いい年のおっさんには肉肉しいラーメンだけで腹一杯。カレーとか和え玉に後ろ髪をひかれながらも大人しく退店した。
・お気に入り度:〇+
Albums: 東京のラーメン・その4
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