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らーめんや　天金四条店
　　旭川市四条通9丁目1704-31

　何十年ぶりかで十勝岳温泉に入浴した後、旭川までやって来た。旭川駅の南側、忠別川を渡った所に道の駅が出来ていて、今夜はそこで車中泊。この道の駅には珍しくフードコートがあり、旭川市永山の永山店でお世話になったモヤシとタマネギ多めでピリ辛の白味噌ラーメンを提供するよし乃もお店を構えている。でも、函館の塩、札幌の味噌と食べてきたので、北海道三大ラーメンの最後を〆るものとして旭川の醤油を食べに市中に繰り出した。旭川の老舗店である蜂屋五条創業店を尋ねたものの、20時近くまで営業しているはずなのに18時で既に閉まっていた。ＧＷのため麺かスープが切れて早仕舞いしたのだろう。知らない街なら大慌てするところだが、旭川から少し離れた所に２年半ほど暮らしていたので、思い出してスマホで場所を確認しつつ訪れた。
　麺は縮れた中麺で、しっかりとした歯応えがあってモッチリとしている。わずかにボソッとした旭川らしい低加水麺だが、麺量が150g程度と多くなかったのでズズッと食べたら伸びる間もなかったようだ。スープは蜂屋のようなアジ節を使っていない豚ガラのみのシングルスープ。豚の風味が極めて豊かで、醤油ダレもしっかりと効いていて少ししょっぱいかな。北海道らしく、お昼に食べたすみれほどではないにせよラードを浮かべてあるのでコクも十分。チャーシューは脂身が全く付いていないのでモモか。それほど締まっておらず、肉の旨味もほどよくさっぱりとした味わいだ。豚風味の強いスープとの相性を考えてのことだろう。メンマはジャグジャグと軟らかく、薄味、弱い特有の発酵臭があった。薬味の木口切りネギがスープに非常に合っていたのは特筆すべき事柄。
　このスープは、降圧剤常用者が飲みきったら駄目だろうと思って残すことにした。700円という価格は御の字。

・お気に入り度：○＋

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