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熟成練り醤油らーめん・並盛@『 』(通称;無銘)・千代田区神田

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写真: 熟成練り醤油らーめん・並盛@『 』(通称;無銘)・千代田区神田

写真: 辛ねぎチャーシュー麺@味味・墨田区菊川 写真: 和風らーめん@吉祥砂町銀座店・江東区南砂町

『 』(通称;無銘)
  千代田区神田東松下町49-8

 ずっと行かなくてはと考えていたお店で、この日、思い切って訪れた。平日の11時25分着で先客はゼロ。その後、昼休憩に向けて徐々に来店者が増えてきた。メニューは熟成練り醤油ラーメン、塩ラーメン及びつけ麺の3本立て。その中から、一番人気と思われる筆頭メニューの標記のボタンをポチっとな。800円。ちなみに、ラーメンの麺量は並盛160g、大盛240gで同一料金というのがうれしい。今回は初訪のため、様子見の意味合いもあって並盛にした。
 麺は緩く波打つ幅6?ほどの平打ち。硬めに茹でられているためしっかりとした噛み応えがある。麺を噛んでいるうちにムチッ、モチッとした食感が現れてくるので、加水率が低めの麺なんだろう。それと同時に小麦の風味も感じられるようになった。結構力強くて美味しい麺だと感じたのでどこの製麺所か興味が湧いたが、厨房にあった麺箱からは文字が読み取れずどこの麺かは不明だ。スープは、配膳されたままの状態だと、チキンと野菜のポタージュスープで黒コショウをほんのりと効かせてある。つまり、鶏白湯というよりはベジポタに近い仕上がりだ。塩気が薄いので鶏なり野菜なりの味がよく分かる。これはこれで十分美味しく、もう少し味付けを濃くすれば塩鶏白湯として立派に成り立つだろう。ここに丼の一番上に載る練り醤油を溶かし込むと、一気に醤油味の鶏白湯に変化する。また、練り醤油は醤油と魚粉を鍋で練り上げたもののようなので、鶏白湯に魚介風味が軽く加わりスープが洋から和へも変化し、2つの効果で劇的な味変が楽しめるのは素晴らしいアイデアだ。チャーシューはバラ肉のストレートタイプ。厚さが6〜7mmと十分な厚みがあるので食べごたえを感じる。また、淡い味付けでホロっと軟らかく、肉の旨味がいい感じで残っていてこれは旨い。キャベツはサッと湯通ししてあるので、シャキシャキで甘みもあり箸休めにぴったり。丼の奥側に盛られている辛ネギに見えるものは辛トマネギというものだそうで、斜め切りのネギをトマトソースとピり辛油で和えたもの。赤っぽいのはトマトソースの色で辛味はそれほどなく、スープに軽い辛味をプラスしてくれるとともに、スープを再び洋風テイストに少しだけ戻してくれる役割を果たしている。
 一杯で何度かの味変がデフォで仕込んであるのが面白く、かつ、美味しいので完食した。トリュフオイルをかけたという塩ラーメンも味わってみたいものだ。

・お気に入り度:〇+

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