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鶏節と煮干しの冷たいらぁ麺・中盛@yagu-noodle・江東区住吉

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写真: 鶏節と煮干しの冷たいらぁ麺・中盛@yagu-noodle・江東区住吉

写真: クミン香る冷やしスパイスラーメン・大盛@チリトマラーメンTHANK・港区大門

yagu−noodle
  江東区千田5-10 青木ビル1階

 6月下旬から提供されている夏季限定メニューで、今のところ「寒くなるまで」提供するそうだ。この日も、東京は猛暑日になるという予報が出ているうえ、熱中症警戒アラートも発表されていて午前中からうだるような暑さだ。なので、こちらで冷たいラーメンが提供されているのを思い出し13時過ぎに訪れた。まずは入り口の券売機とにらめっこ。限定メニューの麺量は並が130g、中で180gで、いずれも1300円と同一価格で提供されている。さすがに130gでは替玉が欲しくなる量なので中盛にした。平日のためか、お店は半分ほどの入りですんなりと座れた。
 配膳までには少し時間がかかったものの、お店は冷房が効いていて何の問題もなし。まずは麺を啜ると、煮干しの風味が口中にブワッと広がる。慌ててスープを飲んで味を確認すると、スープ自体は鶏や貝や昆布を合わせたようなまろやかな味わいの中に魚介の香りと言おうか風味がアクセントになっている。この魚介の風味は、どうもスープ表面にやや控えめに浮く香味油由来のようだ。ということは煮干油か。味わいの主体ではなく、あくまで風味付けに使われているものなので、魚介風味が得意でない人でもそう問題はないように思う。きりっと冷えたスープで塩加減もちょうどよく、こういうくそ暑い日の経口補水液としてはピッタリだ。麺の方はストレートで細めの中麺又は中細くらいの太さ。冷水で締められていることもあってか、かなり強い歯応えがあって容易には噛み切れない。まあ、スープが冷たいため麺が伸びることもないので、この驚くほどシコシコ、プリプリとした麺とゆっくり格闘すればよいだけだ。具材は鴨ロースが3枚に、その上にウニが4片ほどこんもりと盛ってある。このラーメンにウニが必要とまでは言えないが普通に美味い!鴨肉は今まで食べた中でも一番大きくて厚みもあり食べごたえは十分。脂身に筋切りをした上で炙ってあり、このため、鴨特有の脂っこさが全くなく、鴨の赤身肉の旨味を堪能できる。1300円は高いなと思ったが、ウニとこれでコストがかかっていることがよく分かる。また、彩の野菜も、普通、ラーメンには使わないチャービルとアマランサスで緑と赤が丼に映えて美しい。麺を半分ほど食べた段階で、丼の縁に添えられた櫛切りのライムをぎゅっと絞った。すると、少し酸っぱくはなったものの、それよりも煮干しの風味がぐっと穏やかになって目立たなくなったのには驚いた。味変によって前半とは違う味わいの下、麺もスープもきれいに頂いた。これは旨し!

・お気に入り度:〇+

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