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ワンタン麺@とら屋・北上市

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写真: ワンタン麺@とら屋・北上市

写真: 冷やしとろろそば@藪川そば・盛岡市 写真: 弥吾七大根と赤大根の鶏つけそば@南部屋路ばた・盛岡市

手打中華 とら屋
  北上市常盤台3-1-31

 白河ラーメン発祥の福島県白河市の超人気店とら食堂で修業した店主さんが営むお店。その証拠に、店頭の暖簾には「福島県白河とら食堂より」と添え書きされていた。11時の開店と同時に席が埋まるほどの人気ぶりだ。メニューは白河ラーメンでは一般的なものに加え、岩手県ではあまり人気がないつけ麺があったのには少々驚いた。白河ラーメンといえばこれでしょうという、ある人の教えに従い標記のボタンをポチッとな。値段は860円と福島県内のお店と同じ水準だ。
 麺は手打ち手もみの平打ちで、麺幅は3mmほどと白河ラーメンにしては細め。ご多分に漏れず多少長めに茹でてあるので、多加水麺なのにシコッとはしておらず、むしろモチモチが強い。なお、この麺、1本の長さがかなり長いため、途中で噛み切らずに1本をそのまま啜り上げようとするとかなり苦労する。スープを口に含むと豚の風味をしっかりと感じる。まさか豚骨だけではないはずで鶏も使っているだろうから、表面に浮くラードの効果なのか。また、しょっぱくはないが醤油の風味をかなり強く感じる。豊かな風味を持つ醤油を厳選して使っているのだろう。チャーシューはモモが3枚、カブリが1枚で、いずれも周囲を食紅で染めてあるが、本場白河市ではよく出会う炭火で炙ってはいないようだ。モモは少し締まり気味であっさりとした旨味が、カブリも決して軟らかくはないがモモよりは食べやすく濃い旨味があった。ワンタンはチュルンとしているものの気持ち厚めの滑らかな皮に包まれたものが5個入っていた。餡は小指の爪ほどと白河ラーメンにしては大きく、豚ミンチ主体で美味しく、これが1個当たり40円弱はお得だろう。メンマはほぼシャキシャキと軽快な歯触りで、味付けは薄めのためかメンマらしい風味が楽しめた。その他には、生をちゃんと茹でたホウレンソウ、ナルト、海苔に薬味の木口切り白ネギ。
 卓上には定番の調味料に加えて、ガラスの容器に入った刻みタマネギや自家製と思われる辣油などもあったが、使うこともなく完食。麺量は白河ラーメンらしく180g程度と思われ、スープを半分ほど残して退店した。

・お気に入り度:○+

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