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PETRI ES AUTO

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写真: PETRI ES AUTO

写真: CANONET QL17 写真: MINOLTA Hi-MATIC 9

2019年3月、千葉県内の某全国チェーンリサイクルショップにて1000円+税で救出したジャンク。本機は電池がないと作動しないため、動くかどうか不安であったが、かねてから探していた機種であったため、多少の当たりがあるのも構わず購入した。

自社製シャッターにこだわったペトリが、珍しく他社製のシャッター(SEIKO ESF)を使ったプログラム制御式のEEカメラで、ホットシューにフラッシュを装着するとシャッター速度が1/20にセットされるとともにフラッシュマチックに切り替わる機能が付いており、外付けフラッシュさえあれば、いつでもオートで撮れるというのが売りであった(SEIKO ESFを装備したカメラは皆そうだが。)。1972年、既に競争力を失いつつあったペトリが放った渾身の一撃、と言っては大げさかもしれないが、ペトリのレンズシャッター機最大の口径を持つ40mmF1.7のレンズを装備し、非常によく写る。おまけに、ホットシューにある、フラッシュが装着されているかどうかを読み取るスイッチを、何かで押さえれば、シャッターこそ1/20の1速しか使えないが、手動で絞りを操作することができる。デザインから受ける印象の割には小型で、520グラムの割には軽く感じる。よいカメラだ。

(作例はこちら)
http://photozou.jp/photo/list/3096382/9266399

タグ: カメラ

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